「ロボット実習 ✕ コードアカデミー高校」
コードアカデミー高校では夏季スクーリングにロボット(ソフトバンクの感情認識ロボットPepper)で実習を行いました。 まずは、本校の先生と社会人ゲストのクリエーターから、ロボットの仕組みやSDKについてレクチャーを受け
その後は、先生にアドバイスを受けながら、チームごとに分かれロボットにどんな動きをさせるのか、どんな言葉を喋らせるのかを話し合い。実際に自分たちでロボットにプログラムを実装。
そして、チームごとに実装したプログラムでロボットを動かして発表。どのチームもとても楽しい発表でした(^^)
Pepperくん おつかれさまでした〜
コードアカデミー高校では普段はネットを活用し自分のペースで学びながら、年2回のスクーリングに集い3年間で高校卒業を目指します。「何か創ってみたい、もう一度学んでみたい」そんな思いのある人を応援しています。
当校に関心のある方のお問い合わせお待ちしています。まずはお気軽に→ お問い合せはこちらから
コードアカデミー高校のスクーリングとは?
普段はネットを活用し、自宅で学んでいる生徒がリアルに集い学習する集中スクーリングがコードアカデミー高校では夏と冬の年2回設定されています。 今週はその夏季スクーリングweek。各地から長野県の本校に集まり、各自近隣のホテルに宿泊しながら、国語や英語といった一般教科を学習したり
体育の授業でたまには、体をうごかしたり
放課後は、クラブ活動や生徒会活動について話しあったりと、年2回のリアルに集う場が日頃のネット上での学習をさらに発展させていきます。
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インタビュー「プログラミング✕ゲーム開発」
ゲームの企画開発を行う株式会社アソビズム(http://www.asobism.co.jp/)を訪問。アソビズムと言えば秋葉原に本社を構え『城とドラゴン』や『ドラゴンポーカー』『ドラゴンリーグA』などのドラゴンシリーズで有名なソーシャルゲームの企画開発などを手がける会社です。
今回訪問したのは、そのアソビズムが2013年に長野県長野市に作った長野ブランチ。
働く場所を選ばない、自由な会社、自由な人生を目指していて、北信州を拠点に「ゲーム開発」や「ワークショップ」「キャンプ」等、「アソビ」と「マナビ」の参加型プロジェクトを行っているところです。
長野ブランチはご開帳で有名な善光寺近くの、昔の旅籠をリノベーションして作ったおしゃれなオフィス
そこで今回お話を聞いたのは、右から池田俊昭さん(長野ブランチ番頭さん)、依田大志さん(プログラマー)、竹内紳也さん(広報PR担当)のみなさん。
ーー地方で働いていて仕事上の支障はないですか?ーー
全く、支障はないですね。実際、東京から家族ごと移住してきたプログラマーもいるんですけと、東京本社とはインターネットを使ってチャットでメッセージ交換したり、必要であればSkypeなどのTV電話で打ち合わせなどすればいいので充分ですね。
ーー長野ブランチではどのようなプロジェクトに取り組んでいるんですか?ーー
東京本社と同じく、ソーシャルゲームの開発・運営に携わっている部署もありますし、未来工作ゼミといったICT教育事業に取り組んでいる部署も有ります。地方で何かイノベーションを起こせないかというプロジェクトもあります。この「未来工作ゼミ(https://www.futurecraft.jp/)」もその一つです。
ーー「未来工作ゼミ」というのは?ーー
長野県で未来のクリエイターを育てる、クリエイターの卵を育てる、という目標を掲げ、ものづくりをテーマとしたゼミを展開しています。例えば、未来工作ゼミプロジェクトの一環として、ゲーム開発ゼミというものづくり教室があります。ゲームでもなんでも、お金を出せば簡単に手に入ってしまう世の中で、自分自身が考えてゲームづくりにチャレンジし、遊びながらプログラミングを学べるワークショップとして運営しています。そこでは主に、小学4年生〜中学3年生を対象にScratchやUnityといったツールを利用しながら、授業を行っています。
未来工作ゼミはプログラミング教育とは意味あいが少し違って、ゲーム開発のきっかけを提供して、まずは作ることができることを知ってもらう。そして、そこから各自が興味をもってもらえればいいかなと思っています。
今やっていることが、10年後に実を結び第2のスティーブ・ジョブズみたいな人材が生まれてくればいいなと思っています。
ーーこれからプログラミングを学び始める子どもたちは、何を学べば良いと思いますか?ーー
好きなことをやればいいんじゃないかと思います。エンジニアになるとすると、
『作りたいと思う何か』があるということはすごく大事。
プログラミングの技術だけあって、作りたいものが無いという人は続かない。
だから興味のあるものをとことんやれば、結果的につながると思うんです。
プログラミングはあくまで手段。技術だけあって、作りたいものが無い人はブレイクスルーしない。
それがゲームであれ、ウエアラブルであれ。
ただ、自分がやりたいドアがどこにあるのかを教えてくれる人が、身近にいるかいないかは大きいですね。
だから未来工作ゼミで教えたいのは、必ずしもデジタルだけじゃなくて『物をつくる楽しさ』。
今、手作りラジコン模型なんかも作っているんですよ。実は、まだうまく飛ばないんだけど(笑)。
学校説明会&個別相談
インタビュー「プログラミング✕プロダクト管理」
プログラミングの知識を用いた仕事とはどういうものか、今回は教育用アプリケーション「Goocus」を開発し、教育✕ITの領域で事業展開するCastalia株式会社で「Goocus」のプロダクトマネージャーとして活躍する時田浩司さんにお話を伺いました。
ーー職場についてーー
キャスタリアは主にEdTech(エドテック)と呼ばれる領域、つまり教育をITで変えていく事業を、BtoB(Business to Businessの略)で展開しています。
僕が担当している「Goocus」はキャスタリアの主力のプロジェクトのひとつで、主に企業の研修などに使われる教育用のプラットフォームです。現在iOS、Android、ブラウザでアプリケーションを提供しています。
個人的なキャスタリアとの関わりは、大学生のときからです。当時キャスタリアの取締役だった方が経営しているの別の会社でインターンとして働いていて、そのご縁もありたまにキャスタリアのオフィスに遊びにいったり、出入りしていました。
ーー具体的には普段どんな仕事をしているんですか?ーー
今の主な仕事はプロダクトの管理です。具体的には実際にアプリケーションを使っているユーザーや、営業からの要望を仕様に落とし込み、それをエンジニアに依頼して機能を実装してもらい、フィードバックをもらって、必要があれば変更を加えての繰り返しです。
ーーチームで作業を行うーー
Goocusのエンジニアチームは、現在サーバーサイド5人、ウェブのフロントエンド2人、iOS2人、Android2人、研究者1人、デザイナー1人の計13人で構成されており、日々の業務の進行には、メンバー同士の連帯が不可欠です。
たとえば、書かれたコードは必ずチームの二人以上の人がコードレビューをしてから取り込むようにしています。とはいえコミュニケーションの手段がいくらでもある便利な時代になったので、全員がオフィスにいるわけではなく、北海道から沖縄まで、バラバラのところから参加しています
その場に揃っていたほうが開発の効率が良いと考える場合は全員オフィスに出社するようにしていますが、むしろオフィスにこないほうが効率よく開発できる、という人であれば特に場所や時間の制限は作っていません。
少ない人数だからこそ、信頼できる人しかチームにいないので成り立っているのだと思います。
会社としては、積極的にカンファレンス等に参加するような一面もあります。去年のPyconJP(Python Conference Japan)、今年のPycon APACでもうちの開発チームからスピーカーとして参加しました。PyconAPACは台湾での開催だったのですが、サーバーサイドのチーム全員で参加してきました。小籠包が抜群にうまいお店を知ることができたので、台湾に行く時はお声がけください。
ーー自分の作っているものが動き、人の役に立っているという実感ーー
話を仕事のことに戻すと、プログラミングをしていて楽しいと思うときは、自分の作っているものが動いて、少しでも人のために役立っていると感じたときでしょうか。自分一人では時間も能力もすぐに限界が来てしまいますが、自分たちの書いたコードが、作ったプロダクトが個人では把握すらできない数の人たちの生活を豊かにできるというところにロマンがあると思います。
ちなみにGoocusはPythonという言語のDjangoというフレームワークをバックエンドで利用しています。なんでも揃っているフレームワークなので、比較的簡単にウェブアプリケーションが動かせると思います。ぜひ触ってみてください。
ーーこれからプログラミングを学び始めるみなさんへーー
プログラミングができるというスキルは、これからはプログラマーはもちろん、どんな職につくにしても関わってくるものだと思います。僕の場合は今はプロダクトマネージャーとして、直接コードを書く機会は減りましたが、それでもコードを書いている人の気持ちが痛いほどよくわかるというのは大きな武器になっています。
最後に一言、うちの会社は昼休みにキャッチボールしに行ったり、19時以降はスプラトゥーンで遊んでいたりするくらい堅くない職場です。開発の現場が見てみたい!という方はぜひ一度遊びに来てください。
(castaliaオフィスにて、毎朝10時に行われるエンジニアの定例会議の様子)
これから注目をあびるコードが分かる人材。コードアカデミー高等学校に関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。→ お問い合わせ
ロングホームルームでキャリア教育
コードアカデミー高等学校のロングホームルームの様子です。 今回はキャリア教育の一環で、東京会場と本校会場の2箇所で開催しました。
東京会場では米国サンフランシスコで行われたApple社主催のプログラマーの開発者会議(WWDC2015)に参加してきた若手エンジニアをゲストに招き、会議のレポートをしてもらいました。 本校会場ではネット対策を行っている議員秘書の方をゲストに招き、仕事の様子などをお聞きしました。
質疑応答では、生徒から「WWDCのKEYNOTEは知っていたが、これが5日間も続き、開発担当者に直接質問できるとは知らなかった。」とか、「ネットを使った今までにない職業があるんだということを改めて実感しました。」などという感想が聞かれました。
コードアカデミー高等学校では、インターネットを活用し高校卒業を目指しながら、できるだけ多くの実社会で活躍する社会人の姿を見せることにより、子どもたちの将来のロールモデルになれればと、自立に向けたキャリア教育に力をいれています。そんなコードアカデミー高等学校に関心のある方はお気軽にコンタクトしてください→こちらから
県知事とミーティング
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インタビュー「プログラミング✕学校教育」
新たな教養としてプログラミングを学ぼうという機運が広がり始めている現在、学校でのプログラミング教育の現状と今後について、国立大学法人上越教育大学 情報メディア教育支援センター 大森康正准教授に聞いた。
ーー学校でのプログラミング教育の現状は?ーー
正式には中学校では「技術家庭科」で、高等学校では「情報の科学」の科目中でのみ扱っているのが現状です。 中学校の技術家庭科では、扱う分野は計測制御だけなので、学校用教材を使ったライントレースですとか、工作で作った電気スタンドにセンサーを取り付け暗くなったら自動で光る制御するなど独自に創意工夫した取り組みをする学校が増えてきています。
ただ最近は小学校などでも教科の中での活用事例も少しづつ増えてきていますね。 例えば図画工作の教科の中で紙粘土工作でお寿司を作る。だけどそこで終わらずに回転寿司屋さんにする。コースマップを回転寿司のレーンに見立て、センサーカーを制御して動かすという活動等の実践例も出てきています。
教員向けには文部科学省が今年の3月には小中高でのプログラミング教育を推進するための「プログラミング教育実践ガイド」という事例集を出しました。
ーー今後はどのようになっていくでしょうか?ーー
中学校はこのまま続くだろうと思いますし、高校も情報の科学でプログラミングを入れていきたと思っている先生が増えてきていますし、学校としてもこれからはプログラミング教育入れなくてはいけないという流れができつつあります。その中ではJAVAとか数学的対象物を使った活動などが今後増えていきそうですね。 小学校が広まるかはまだわからない、今後の人材育成次第かなと思います。
ただし、国の教育再生実行会議が今年の5月にまとめた第7次提言では情報セキュリティとプログラミングを初等教育で実践という提言がでてきています。IoTやAIなどの影響もあり社会状況の革新的変化の中で、これからの時代を見据えた教育内容の革新ですね。 それを受けて、これから文部科学省の中央教育審議会でもまれていく予定です。
また政府のIT総合戦略本部のプログラミングの人材育成に関する閣議決定の工程表でも創造的IT人材育成方針の概要というところで、現在のITの利活用という枠から出て高度な人材育成に繋げたいので、中学校の中にプログラミング部を作り高度な情報人材を高等教育などにつなげていきたいという考えも示されています。
加えて総務省が先週出した調査研究報告書でも、プログラミング教育は,国立教育学研究所が整理した21世紀型能力で示されている能力のうち,一定範囲をカバーしていることが確かめられています。
ーーこれからプログラミングを学び始める子どもたちへのアドバイスは?ーー
とにかくプログラミングをやる!ということ。
とにかくチャレンジをしてどんどんやるといいでしょう。そうすればプログラミングが面白くなる。プログラミングの楽しさは、自分で色んなものをつくれて問題解決ができるということでしょうか。自分で新しいものが作れる。
与えられたもので遊んだり、学んだりする段階の次のステージ。そうするとプログラミングは自分で思うような物を作れるようになる。これがが楽しいですし、実は何よりそれがこれからの社会で求められている力でもあるんです。問題を解決するための新たな創造ですね。
これはプログラミングやデジタルの物づくりにも共通している。 これからはプログラミングだけでなくデジタルファブリケーションも含めたものづくりは特に面白いですね。
ガンダムもつくれるかもしれない(笑)
これから注目を浴びるプログラミング教育。コードアカデミー高等学校に関心のある方はまずはお気軽にお問い合わせください→お問い合わせ
