code.ac.jp が設置認可を受けました

これまで、長野県に設置認可を申請していた、コード教科必修のクラウドを前提とした通信制普通科高校「コードアカデミー高等学校」が、12月20日、長野県知事より設置の認可を受けました。

これまで、設立に向けて様々なご意見を頂いた方々、ソーシャルメディアや各種媒体の記事で採り上げて頂いた方々、8ヶ月という非常に短い期間で設置を達成することができた信学会・キャスタリアの設置準備室のチームメンバー、皆様に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

ニューヨークでAcademy for Software Engineeringを見て、公立の高校がコード教育のために1フロアを開けて、ニューヨーク市内にあるベンチャーキャピタルやテック企業が人的な支援も含めてサポートする様子を目の当たりにし、「これは日本でもやらなければならない」と強く思ったのが2012年10月。

この件を信学会に報告し、理事の小林さんと、キャスタリアの山脇さんと、コードに関する新しい教育の仕組みを作ろうと相談しはじめ、現在の通信制普通科高校という形式を選んでプロジェクトをキックオフしたのが2013年4月でした。

通信制の普通科高校を選んだのは、テクノロジーを教育の核に置く未来の姿を具現化すること、「読み・書き・そろばん・コード」というコンセプトを実現することが理由です。既存のコード教育に対する様々な取り組みと深く連携を取りながら、進めていきたいと考えています。

やっとスタートラインに立てました。これから4月の開校に向けて、よりいっそうの努力をしていきたいと思います。引き続き、よろしくお願いします。

コードアカデミー高等学校とは?

コードアカデミー高等学校の特徴について、改めておさらいです。デジタルをポジティブに生かす、作れる人を育てる新しい学校として、準備を進めてきました。以下の8点を特徴としています。

  • 長野県最大の学校法人信学会が2014年に設置する新しい学校です。
  • 普通科通信制高等学校で、通常の高校卒業の資格が取れます。
  • コード教科必修。自分のプロジェクトや部活も、コードを活用して学びます。
  • Google Apps for Educationを使ったクラウドキャンパスで学びます。
  • スクーリングは年2回、長野県上田市で実施します。
  • 初音ミク、3Dプリンタ、クックパッドなど、一般教科もインターネットを使って学びます。
  • 進路は、情報科を生かした進学、コードのスキルを生かした就職、起業をサポートします。
  • コード教科、ネット活用の授業はオープン化し、日本中の学校で採用できるようにします。

特にコード教科に対しては、たくさんのエンジニアの方と相談しながら、「自分で好奇心を高めながらコードを学ぶ環境」をいかに作るかを議論しているところです。

本気で、EduTechの文脈を公教育から変えていこうという取り組みです。

企業の皆様、一緒に何かやりましょう。たとえば、自社サービスを使って学ぶ高校生がいたら面白いんじゃないかというアイディアや、こんなサポートができます!というアイディア、ぜひお寄せ下さいませ。

code.ac.jpについては、ウェブサイトをご参照下さい。また、各種ソーシャルメディアでも情報を発信しております。あるいは、 taro (at) code.ac.jp までお気軽にメール下さい。

出典:「code.ac.jp が設置認可を受けました   [ t] TAROSITE.NET」
http://tarosite.net/1cnSNAy