先端メディアサイエンス〜未来を予測するために未来を創る〜

1年生の発表を衛星中継で見守る2年生達

1年生の発表を衛星中継で見守る2年生達

先日紹介させて頂いたユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社の簗瀬洋一さんのご紹介で、7月23日に行われました明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科(FMS)の2014プログラム演習Ⅰの発表会にオブザーバーとして参加してきました。

この発表会の醍醐味は、プログラミング初心者、ましてや大人数の前でプレゼンなんてしたことのない大学1年生が4月からの約3ヶ月半でどこまで成長したかを発表するという点です。

1年生は6〜7月にProcessingという言語を学びました。これを駆使し、一人90秒という短い時間で自分の考えたアイデアを発表しなければいけません。

発表の会場は120人を収納できる教室が2つ用意され、1年生が発表する教室と、その中継が映されたもう一方の教室にスタンバイする二年生がツイッターで参加するという形がとられました。

2014の発表テーマは「道具の模倣」です。身の回りの道具や,アニメや映画などに登場する道具の動きを模倣したプログラムを作成し、その動きをプレゼンテーションにて伝えるというものになります。
100近くいる学生のアイデアの中からいくつか紹介したいと思います。

レコードプレーヤーを模倣し、ディスクの回転をonにしても針がディスクに触れている間しか音がでないようにするなど工夫を凝らしていました。

セルフレジをプログラミングで自作している学生もいました。
PCのインカメラにバーコードをかざすと、金額を表示してくれるというものです。

 

これは音声認識を利用したアイデアでした。♪バルス!♪

ジブリの名作「天空の城ラピュタ」に登場する飛行石の模倣です。
参加型のプレゼンテーションで、会場を沸かせました。

会場で一番技術的賞賛を得ていたのがこちら↓

これはポケットモンスターに登場するアイテムだそうです。
仕掛けの多さや描画も全てprocessingを用いて自分で描いているという点で驚かされます。

まとめ

◯  FMSの学生はとてもいきいきしていた
◯  楽しくプログラミングを学習していた
◯  従来の座学ではなく、ツイッター等を利用した全員参加型の授業だった
◯  3ヶ月でここまでできるのかという驚きを提供してくれた
◯  それぞれが自分で考え、観客を楽しませるための工夫を凝らしていた
◯  作品だけでなく、魅せ方(プレゼンテーション)での工夫も見られた
◯  優秀な人材がたくさん排出されそうな雰囲気を感じた

FMSの学生が遊びや学びの枠を超え、本気でビジネスの領域へ踏み出したら面白いことが起きそうだなという印象を受けました。
今後ますますFMS人気に拍車がかかりそうです。

今回発表したFMSの学生は当校の1年生同様に、プログラミング初心者から3ヶ月半でここまでコードを書けるようになるということを示してくれました。

今後のコード教育の可能性に高い期待です!


コードアカデミー高等学校では、学校説明会を開催しています。8月20日、30日に長野県上田会場で、8月23日に東京・青山会場にて行います。

お申し込みはこちらのページから。 http://www.code.ac.jp/news/2014/7/29

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